バックカメラ取り付け(三個目)-トレーラー自動切り替えバックカメラ。

デリボーイには現在バックカメラが2個ついてる。

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バック時のみ表示するいわゆるバックカメラとバックミラー代わりの常時表示バックカメラ。

バック時に使うバックカメラがトレーラー接続時にはトレーラーの連結部しか見えなくて全く役にたたない…

バックミラー代わりのカメラはトレーラーに荷物を載せてしまうとやっぱり後方が見えない&距離感がわからない…

 

と、言うことでトレーラー接続時用のバックカメラを付けてみようと思う。

トレーラーの直後を確認する為のカメラなのでトレーラーに取り付けるのがベスト。

かといってバックカメラ用配線とトレーラーの電源コードを毎回別々につなぐのは面倒…

 

と、言うことで…

今回はトレーラーのコネクタの空きピンを使用してビデオ信号を流す事に。

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一般的なトレーラーの7極コネクタは2番の駐車灯が今は使われていません。

と、言うわけでここにビデオ信号を流してしまおうと思う。

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トレーラー側にとりあえずカメラを取り付けてコネクタに配線。

カメラの取付位置は荷台の下にしてみた。

車体後部につけるとナンバーに被せるかオフセットする事になるので試しに下から覗き込んで見ることに。

 

続いて…カメラ信号の切り替え。

手動で切り替えるスイッチを付けてもいいのだけど…

ここはスマートにコネクタをつなぐと自動で切り替わるようにしてみようと思う。

 

用意したパーツはこんな感じ

フォトカプラ PC817

マイクロリレー G5V-1

セメント抵抗 8.2Ω

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トレーラーの接続をシャント抵抗を使って検出してマイクロリレーでビデオ信号を切り替える回路。

 

シャント抵抗の数値はトレーラーのバックランプとバックカメラの消費電力によって変化する。

トレーラーのランプとカメラ合わせての消費電力がエンジン停止時で180mAだったのでそれから逆算。

12V時に180mAの消費電力ということは抵抗値は66Ω

フォトカプラのデータシートによるとLED側は10mA時1.2Vが標準値って事なので1Vくらいをシャント抵抗で分圧してフォトカプラに流したいと思う。

それで計算すると6~7Ωくらいを繋げばいいのだけど…

分圧してランプとカメラに流れる電圧が11Vになると更に消費する電流は下がるので…

テキトーに少し高めの8.2Ωをチョイス。

実際にシャント抵抗両端の電圧を測定してみたところエンジン始動時で1.1Vだったので9Ωくらいまで上げても良いかもしれない。

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シャント抵抗はこんな感じにデリボーイのテールランプの裏に取り付けて熱収縮チューブで回りと触れてショートしないように処理。

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メインハーネスの取り込み穴からビデオ信号とシャント抵抗両端の配線を引き込んでテールの内張り内に上の回路図の物を作って収納。

元々、バックカメラはウォッシャーの配線を乗っ取り流用してるので配線を一部カットしてかましこませて完成。

 

まずは、トレーラーを繋がないでバックギアに入れて通常カメラの映像が映ることを確認。

次にトレーラーを繋いでバックにギアを入れて。

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ちゃんとトレーラーに取り付けたカメラ映像に切り替わった!

とりあえず成功っぽい。

フォトカプラーに流す電流不足でたまにリレーがカチカチと切り替わってしまうからシャント抵抗はもうちょっと抵抗値を上げてフォトカプラの前に定電流ダイオードでも挟んだ方がいいかもしれない。

今回はバックカメラの向きが自由自在だからガイドライン付きを買ってみたけど…

地面近くに設置してるから幅がまったく合ってないね…

とりあえずガイドラインの一番奥の位置でちょうどトレーラーの末端が来るように角度を調節して様子見。

進行方向に物があるかどうかだけ見えれば十分だからまぁこれで問題ないかな?

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車体の下で白く光ってるのがバックカメラ。

今回はLED照明付きのカメラにしてみたけどコレで夜中はどの程度見えるのだろうか?