主要Codecの使用帯域を実測してみた。
Android版AcrobitsSoftphoneがやっとG729aに対応しました!
早速G729aでの運用を開始していますが今のところ特に問題ありません。
今まできちんと測ったことがなかったのでG729a、GSM、iLBC、u-lawの使用帯域を測ってみました!
使用ツールはifstatを使用しSSHで測定結果を表示してます。
NTTの天気予報(177)にダイヤルして測定しています。
まずは日本の標準コーデックのu-law
右のppp0側が1回線分の帯域です。
左のeth0はひかり電話のu-law+Astersk子機のu-law+SSHの通信が全て加算されています。
AcrobitsSoftphoneのジッター表示は5msです。
GSM
AcrobitsSoftphoneのジッター表示は7msです。
iLBC
AcrobitsSoftphoneのジッター表示は18msです。
G729a
AcrobitsSoftphoneのジッター表示は5msです。
上りと下りを合わせた平均値はこんな感じ。
u-law 19.56kb/s
GSM 7.71kb/s
iLBC 5.90kb/s
G729a 5.92kb/s
通信量で見るとiLBC<G729a<GSM<u-lawという結果になりました!
やっぱりu-lawは音質がいいだけにデータ量は激しいですね~
最近の3GやLTEなら全然問題ない通信量ですが電波の悪いところなんかではさすがに辛そうです!
ただし、音質、遅延という話ではまた別に…
個人的に通話しやすいのはu-law>G729a>GSM>iLBCと思っています。
iLBCは少し回線が不安定になると遅延が激しくなるように感じます。
その関係で自分はGSMを愛用していたのですが…
AcrobitsSoftphoneがG729aに対応したので今後はG729a一択の気がします!
CPU負荷はそこそこありますが自分一人で使うにはRaspberry Piでも余裕です。
今回opusはNTTのu-lawとのトランスコードでエラーが起きるので測定してませんが以前、エコーテストで測定した感じでは6kb/sくらいでした。
ただしopusは可変帯域なので細い回線でテストしないと意味はないと思います。
OpusやCodec2がAsterisk&AcrobitsSoftphoneで安定して使えるようになったらまた測定しなおして検討するかもしれませんw
あと、エコーテストをするとスマホのSIPアプリとSIP専用端末では全く遅延量が違う事がわかりますね~
WirelessIP5000でエコーテストをすると全く遅延を感じないのに同じ環境下でスマホのSIPアプリでテストすると0.5秒くらい遅延があります。
LTEや3Gに対応したSIP専用端末が売っていれば1台欲しいところだ…
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