Raspberry Piでひかり電話を持ち歩こう⑥FUSION回線収容&着信転送。
ほぼ、完成したRaspberry Pi IP-PBX化計画だけれど・・・
DDNSを使って運用するにあたってIPアドレスが一度変動すると15分程不通の時間が出来てしまう事がわかった。
Asteriskにはボイスメール機能がついてるのでソレを使って留守電に回すという対応もありだけど・・・
いろいろ考えてみたけれど・・・
着信は全てFUSION IP-PHONE SMARTに転送する事にしました!
FUSION IP-PHONE SMARTは月々の固定基本料が0円の上にFUSION系列の050IP電話同士の通話は無料なのでFUSIONの電話番号をもう一つ取得して転送専用回線に使用する計画。
着信→(ひかり電話回線)→Asterisk→(FUSION回線1)→FUSION通話→(FUSION回線2)→スマホ
と言った感じで外線からの着信をそのまま050番号に転送することにしました。
NTTの番号転送だと通話料がかかる上に月額800円なのでソレが無料で実現可能。
まずはFreePBXにFUSION回線を収容します。
FreePBXのTrunksからAdd Trunkを選択
Trunk NameはFUSIONにしてみました。
設定はこんな感じで。
PEER Details
type=friend
username=[アカウント]
fromuser=[アカウント]
secret=[パスワード]
host=smart.0038.net
fromdomain=smart.0038.net
context=from-trunk
insecure=port,invite
canreinvite=no
disallow=all
allow=gsm
dtmfmode=inband
nat=yes
USER Details
context=from-trunk
Register String
[アカウント]:[パスワード]@smart.0038.net
着信の設定がわからずいろいろ設定しましたがうまく行きません。
自分の環境ではFUSIONで着信する事はないので放置ですw
設定方法わかったので訂正しました。
コーデックの設定はできるだけ帯域に余裕を持たせて音声遅延を起こしたくないので全てGSMを指定してます。環境によって変えてください。
続いて、外線転送の設定です。
ExtensionsからOther(Custom)Deviceを追加します。
適当に内線番号と表示名を設定。(今回は999で登録)
Device OptionのDialにこんな感じで入力します。
SIP/[電話番号]@[使用するtrunk]
「05058123456」は転送したい電話番号に読み替えてください。
設定はこれだけです。
これで内線通話から999をダイヤルすると
無事、FUSIONの回線に電話がかかってきました。(電話帳登録済みのため自宅転送と表示されてます。)
あとはInbound Routesに着信によるの振り分けを設定するかTrunkのレジスト設定に着信番号を設定すればOKです。
今回は、自分しか使わない回線なのでひかり電話のレジスト設定の末尾に/999を追加してひかり電話からの着信は全て999を呼び出す設定にしました。
グループを設定しておけば自宅の子機と外出先のスマホを同時に鳴らしたり、自宅の子機でしばらく呼び出した後にスマホに転送なんて設定も可能です。
これで、着信は全て無料でFUSIONに転送される上にFUSIONの留守録メール転送も使えるのでAsteriskのボイスメールの設定をせずに済みましたw
電話をかける際はスマホからAcrobits SoftphoneでRaspberry Piを経由してひかり電話で発信します。
このやり方だと着信番号の通知は不可能ですがひかり電話はナンバーディスプレイに加入しないと元々通知されないので何も問題ありませんw
番号通知を使ってる人は自宅のIP-PBXを常用して無応答や通信不可の時だけ外線転送を利用すればいいかもしれません。
内線番号に任意の電話番号を割り当て可能なので短縮ダイヤルとしての使い勝手もかなり便利かと・・・
ダイヤル式の黒電話から短縮発信なんて事も夢じゃない!?
とりあえず、現在実験済みの設定はここまでです!
また、新たな設定を覚えたら更新していきますw
全く別件のちょい技ですが・・・
この転送専用のIP電話回線は着信すると問答無用で留守番電話に切り替わる設定になってます。
この番号をドコモの携帯の転送でんわサービスに登録しておくと電話に出れない時に自動でFUSIONに転送されて留守番電話が再生されるので便利ですw
転送通話料はかかるけれど、ドコモの留守番電話サービスの月額料金を節約できるので留守番電話の使用料が少ない人にはオススメですw
録音された音声ファイルはメールで転送後に消去される設定にしているので録音回数も無制限です。
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[…] 以前の記事では着信と発信の設定を同じにしてたけれど・・・ […]
[…] 以前の記事で外線転送を設定した際にFUSIONの無料番号を取得してそれを留守電として使用していました。 […]
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