サイバーナビSSD化(失敗編)

あけましておめでとうございます。(遅)

新年初更新!

またまた間があいてしまった。

 

デリボーイにはカロッツェリアのAVIC-VH9000というHDDナビを付けています。

以前のプジョーを買った時に取り付けた2008年モデルです。

 

そこそこ古くなってきたものの未だに元気に動いているし最低限のスペックは持ってるので当分買い換える予定はありませんw

1月に入って4年ぶりくらいに地図の更新をしたついでに起動速度とマップスクロールの高速化を狙ってSSD化しました!

 

もともと80GBのHDDを搭載していて40GBがPCやCDからの取り込み用。

 

今回買ったのは128GBのSSDです。

20140115_163256

2.5インチ 44pin IDE PATA MLC SSD 128GB KINGSPEC

ネットの情報でも未だ使用例のないモデルでいわゆる人柱チャレンジw

 

VH9000のHDDはパラレルATA(PATA)規格で今主流のシリアルATA(SATA)とは違います。

既に旧規格でのため早いうちにやっておかないとSSDの入手が困難になる可能性もあるので早々に着手。

 

サイバーナビのHDDはIDE規格のパスワードロックが掛けられているので他の機器に接続してもそのままではHDDを読み込むことはできません。

このパスワードは個体毎に違うのでサイバーナビのブレインユニットを同機種の別個体に差し込んでも起動できなくなっています。

 

まず、パスワードの解除しないといけないのだけれど・・・もちろんそんな情報は公開されていません。

そんな情報が公開されていたら海賊版地図データを売る人が出てきますからね!(過去に逮捕者がいっぱいいます。)

 

パスワードの解除方法には一般的に3パターンがネットで出回ってます。

 

①富士通法

古い富士通のHDDはパスワードを設定すると暗号化せずにそのまま保存していたためHDDに直接アクセスするツールを使えばパスワード領域にはアクセスできてしまうという欠点を使った方法です。

一度富士通のHDDをサイバーナビにセットして電源を入れるとサイバーナビがパスワードを設定してしまう事を逆手に取った手法です。

利点・・・パスワードを知ることができるので今後HDDを再び載せ替えようと思っても簡単にパスワードの解除ができます。

欠点・・・実働の利用可能HDDの入手しなければいけない。古い富士通製HDDの為に作られた手段のためツールが動く環境自体も古いPC環境に限られるためPCによっては使えない。

 

②Repair Station法

HDDのIDEパスロック自体が既に古い規格のためパスワードロックが破られていてお金を払えば遠隔操作で簡単に解除してくれるサービスがあります。

専用のソフトを入れて決済すればインターネット経由ですぐに解除してくれます。

利点・・・簡単

欠点・・・高い(一回$50)あくまでもパスワード解除サービスのためパスワードを教えてもらえない。再度解除する為にはもう一度$50払う必要がある。

 

③ケーブルスワップ方

力技かつ先行投資も最小限で済む方法。

IDEパスロックはHDDの起動時にパスワード承認を通過すればその後はパスワードを必要としないのでナビを起動後にHDDの電源を入れたまま配線を外してPCで読み込ませてしまう力技。

利点・・・ケーブル等2千円程の投資で可能。

欠点・・・力技であるゆえに元のHDDを壊す危険性あり。(壊した場合はメーカー修理で数万はかかる)

 

と言った感じです!

私の事をよく知ってる人はどの手段でパスワードをクリアしたかはわかると思いますが・・・

モチロン ③ケーブルスワップ法です!

Repair Station法の1回5000円なんて払う気になりませんw

富士通法も然り!いくら中古のHDDといえども送料払ってなんだかんだやってたら数千円になります!

 

まずはブレインユニットを分解します。

20140115_144538

トルクスねじ6本で分解できます。

20140115_144700

中を開けると基板とHDDがあるんですが基板からHDDを剥がすのに一箇所ハンダで固定されてるのでそれを剥がします。

写真の上側中央のハンダを取り除いて曲げて固定されてる金具を伸ばせば簡単に外れます。

20140115_150612

無事彫り外しました。

 

続いてHDDのパスワード解除作業へ。

HDDをPCに接続するのに2.5インチと3.5インチの変換アダプタが必要なので先に揃えておきます。

今回用意したのはこの2種類。

3.5ケーブル→2.5ケーブル

2.5HDD→3.5ケーブル変換

ケーブルを外している時にHDDを動かすための電源(あればベストだけど無くても可)

 

あとはブレインユニットから取り出した基板に

20140115_160026

こんなかんじでATAケーブルをつないでナビ純正HDDをつなぎリビングキットを起動します。

 

この後の写真を紛失orz

この状態でリビングキットが起動してHDDの読み込みが停止したのを確認したらHDDの電源が切れないようにケーブルをPCにつなぐわけですがこのPCにケーブルをつなぐタイミングに問題があります!

 

PC起動時にはHDDにパスワードの確認の信号が送られるのでその時にHDDがつながっているとパスワードが再度有効になります。

かといって遅すぎるとBIOSでのドライブの認識が終わってしまってHDDを認識しません。

なので・・・電源を入れて「ピッ」とビープがなった直後にケーブルをつなぐのがポイントです!!!

 

 

って説明してるサイトが多いんですよね~

ASUSのマザーボードだとPauseボタンを押せばBIOSの読み込みが停止できるからそれを使って接続するんだ!

とか・・・皆さんいろんなこと言ってます。

 

が!ココでもっと簡単な方法を提唱しますw

 

過去にいろいろ馬鹿なことをしているからこその経験論w

 

さっきまでの手順を無視しましょうw

まず、PCにHDDを接続します!

電源を入れます!

 

そうするとメモリチェックが終わってドライブのリストが表示されますね!

その時に下に「Press DEL SETUP」だとか「F8 BOOT SELECT」だとか書いてあると思うんで・・・

 

BOOT SELECTのF8を連打しますw

そしたらどのドライブからPCを起動してくるかと訪ねてくるので・・・その画面のまま放置してHDDを取り外してリビングキットに接続!

HDDの読み込みが止まったらIDEケーブルを外してPCに再接続!

そしていつものブートドライブを選択しましょう!

コレでパスワードをクリアしてPCにドライブが認識されたはずです!

 

BIOSのロード中にHDDを差し替えるのはHDDに読み込みに行っている最中にケーブルを抜き差しすることになるので危険ですがブートセレクト画面ではPCは入力待ちで完全に待機状態なのでのんびりと差し替えできますw

実際、BIOS画面での差し替えは何度も失敗して繰り返し作業になるらしいですがブートセレクト画面での接続では何度やっても失敗したことはありませんw

 

無事、HDDが認識したら元HDDのデータをドライブイメージにして保存します!

データのバックアップにはAOMEI Backuperを使ってみました。

 

今度はSSDを接続してPCを再起動

バックアップしたイメージをSSDに復元して完了!

 

のはずが・・・

ブレインユニットに戻してリビングキットに接続しても認識しない。

試しにナビ本体に接続してみると地図はちゃんと表示される。

 

またまたSSDをブレインユニットから取り出してPCで確認してみると・・・

ATAパスロックなしでそのままデータが覗けてしまった・・・

 

どうやらパスロックのかからないSSDではリビングキットは認識しないけれどサイバーナビでは認識するみたいです。

まぁパスワードかかってないドライブに地図の更新できたら海賊版作り放題になっちゃうしその対策かな?

 

と・・・いうわけでリビングキットなんて使わねぇよ!って人はパスロックなしのSSDでもOKかもしれませんw

その後詳しく確認はしてないのでルート検索とかの機能が使えるかは確認してませんでしたw

 

 

とりあえず第一段は失敗ということで・・・つづく!