RaceTech GOLD-VALVE 組み付け編
ちゃっちゃと組み付けていきます!
とりあえず用意してきた物はこんな感じです。
フォークオイル、レーステックゴールドバルブ、8mmドリル刃
とりあえずゴールドバルブの効果だけを体感したいんでフォークオイルは純正指定を買ってきました。 FZ6-Sの純正指定フォークオイルはヤマハ01というものでカートリッジ式フォーク等に使う粘度の低いタイプです。 カワサキやホンダではG5と表記されてるものが近い粘度です。(それらよりも少し柔らかいくらいのようです) ちゃっちゃとフォークをばらしていきます。 自分のFZはほぼフルノーマルなのでセンタースタンドを上げてエキパイに当て木をしながらパンタジャッキであければかなり安定してフロントが持ち上げれるので作業しやすいですね!
とりええずばらしました。
今回はフォークシールを用意してないのでインナーチューブは抜きません。
走行1万キロちょっとの割にはかなり汚れていたので出来れば全バラしたかったけどシールもないし面倒だったのでパーツクリーナーを流し込んでよーくシェイクして乾かしておきます!
そしてこのゴールドバルブを装着するにあたってダンパーロッドに加工が必要です!
付属のマニュアルによると8mmの穴を6個以上開けろとの事です。
昔は職場にボール盤あったんだけどね・・・
なんでか気づいたらなくなってるのよ・・・
金属ゴミ回収の○○さんがゴミ箱の脇においてあったボール盤も回収してくれちゃったみたいなのよね・・・
この機会にMyボール盤を買おうとも思ったんだけどFZで来てるため運べません!
ハンドドリルでがんばりました!
これを
こうします!
圧縮側の減衰力調整はゴールドバルブが行うので元々のオリフィスを拡大して減衰力を無効化します。
ゴールドバルブはこんな感じにダンパーロッドとスプリングの間に挟まります。
このままではゴールドバルブがあいだに挟まった分フォークスプリングにプリロードがかかってしまうのでスプリングのカラーをゴールドバルブの厚さ分短くします。
パイプカッターがあれば楽だったんだろうけど手元にはない&外は大雨&雹だったので買いに行きたくないグラインダーで削りました。
これが一番時間かかった・・・
後は、元通りに組み直して・・・
なんですがその前にゴールドバルブの調整をします!
ゴールドバルブのセット内容はこんな感じです。
本体と調整用スプリング2種類と車種別に使うスペーサーのサークリップです。
英語のマニュアルを頑張って(パソコンに打ち込んで、Google先生が)解読した結果、
スタンダードセッティングは青いスプリングでプリロードを3回転かけろとの事。
ただし、このパーツは元々ハーレーやヴィンテージバイク向けに開発されたアメリカ製品です。
スタンダードセッティングに書いてあるオイルはレーステックの製品で粘度は15Wtと書いてあります。
ちょっと調べてみたけど日本製品と粘度比較したものがないけど別メーカーで15WといえばG20くらいの硬さになったと思います。
それに対してFZ6のオイルはG5相当。
G20で適切な減衰力が発生するバルブにG5なんて使ったら結局減衰力は弱くなってしまいます。
純正のオリフィスを拡大加工して無効化しているわけだから下手したら純正以下の減衰力になるかも!?
じゃあG20のオイルを使えばいいじゃない!って思うかもしれないけどそう簡単ではない。
G20を使ったら今度は伸び側のダンパーは純正のままなんで一度沈んだら戻ってくるのに時間がかかって結局動かないフォークになって意味が無い・・・
と、言うことでスタンダードセッティングは無視して黄色いハードのスプリングを使用します!
デフォルトで組み付けられてきてるスプリングが黄色のあたりマニュアルはハーレーベースに書いているけど最近のバイクではこっちを使う方が多いとメーカーも認識してるのでは?
あとは、スプリングにかけるプリロード・・・
これは一応純正値で3回転としてみます!
組み付け時の注意点はフォークオイルは量で見ないこと!
フォークオイル量ってものがサービスマニュアルなんかには書いてあるけどあんなものは只の目安と思ったほうがいいです。
ほとんどの車種がフォークオイルを入れてエア抜きをするとオイルレベルは規定値から外れます。
特に今回のようにフォーク内のパーツが変わってる場合は大幅にずれるんでご注意を!
本当はオイル量も少し変えておきたいところだけど今回はゴールドバルブ単体の変化を楽しむために純正レベルに合わせました。(確か134mmだったかな?)
あとは元に戻すだけなんで写真もなんもとってません!
組み上がって試乗!
と言いたいところだけど天気がやばいんで雨が弱まったすきにまっすぐ家に帰りました。
職場から家まで25キロ程走ってみた感触としては・・・
なにこれ?
なんか違う・・・
軽くブレーキをかけてみる・・・
「沈み込みが少ないような?」
ちょっと軽くかけ過ぎたかなと思い、次は少し強めにブレーキをかけてみても今までの用にまるで段差を落ちたような高速でのノーズダイブが無くて初期動作から更に握りこんでいく事が容易にできる。
今度は低速から雑な操作で急激にブレーキを握ってみる・・・
スコン!っとかなりフロントが沈み込んだ。
通勤ルートの道が荒れている箇所を狙って走ってみる。
特に硬すぎる感触はないと言うか
いつもより気持ち振動が少ないような気がする。
どうやら、低速動作時ははっきりと減衰が効いてるようだ
そして、高速動作時は純正以上に素早く沈み込んでいるように感じる(こっちは気のせいかも?)
そして、硬いバルブスプリングを使用したにもかかわらず・・・
高速側に切り替わるタイミングが早すぎる!!!
のんびり流してる文には申し分ないけど今のセッティングで峠道を走ったら少し強めにブレーキングしたらフルボトムしそうな感じがする・・・
けど・・・
総じて良い結果がでてると思う!
あとはセッティング次第でどうにでもなりそうだな。
今度バルブスプリングのプリロードをもっと強くしてみよう。
あとは・・・やっぱもう少しフォークオイルも固くしようかな?
スローで減衰が効いてる時でももう少し強くしたい・・・
ゴールドバルブの低速側オリフィスが今2個開いてるけど1つにしてノーマルセッティングとかも悪くないかもしれない。
ただ、穴を塞ぐのはなかなか手間がかかりそうだし、気持ちフォークの伸び側の減衰も強くした方がよさそうな気もするからG5とG10の中間くらいのブレンドでオイルを使ってみるのも悪くないかな!
あと、フロントが沈まなくなった文リアが伸びてる感触をはっきり感じる・・・
やっぱリアサスも交換するしかないかな~
ディスカッション
コメント一覧
こんなカスタムしていたのですね✨
で
現状はどないですか~
今はASHッスかね?
コレしてないと安心して峠道を走れるような車両じゃないですw
今はゴールドバルブ+ASHオイルです!
コヤツは
セッティングの度にフォーク開けるのですか?
本来は・・ハーレーに装着すれば手間要らずな商品なんですよね?
FZ6はdトラと似ていますね!
悩み処が(笑)
ペコペコお辞儀野郎
セッティングはフォークバラシです^^;
ブレーキング時に減衰を効かせてギャップなんかではスコンと沈み込ませるためのパーツなんで伸び側は純正と変わらずオイル粘度のみで変化です!
沈み込み側のセッティングはゴールドバルブのスプリングレートとプリロードのみで調整なんで、バルブの効果域の調整はプリロードで細かく調整できますが効果範囲はスプリングの種類次第ですね。
オプションスプリングを含めてもたいして種類がないんで…微調整をしようと思ったらスプリング屋さんでオーダーメイドする事になります…
沈み込み側で減衰を効かせる事が出来るようになるんでブレーキングの挙動はめちゃくちゃ良くなりますよって…
Dトラのフォークって減衰調整ありませんでしたっけ!?
有りますよ🎵
圧のみですが
ただレート自体がヤワヤワで
許容範囲の外だということが判りました。
コンプもへったくれもない状態!
で
ハイパープロのスプリングに交換し
バランス善くなりました❗
ただ少しハード目に轍八の字すると
意図も簡単にステップ接触してしまうので
一応
リヤ周りの装備品
改めて
サグ探りしてみようかと思います!
それでダメなら
窒素圧上げするかもしれません
12k位が良い感じと
某XR250乗りに教えてもらいました
バネレート調整ならエアバルブ付けてエアサス化しちゃうのもありかもしれませんよw